こんにちは。FP1級パパのニーサです。
今回は、私自身の資産運用についてお話しします。
私が長期投資の中心として考えているのが、世界の株式に幅広く投資する「オルカン」です。
一方で、私はオルカンだけに投資するのではなく、新興国株式も少し追加しています。
なぜでしょうか?
「オルカンだけで十分じゃないの?」
そう思う方も多いと思います。
今回は、なぜ私がオルカンに新興国株式を「トッピング」しているのか、その理由を自分自身の考えとして紹介します。
※この記事は特定の金融商品や投資方法を推奨するものではありません。あくまで私自身の考え方を紹介するものです。
そもそもオルカンには新興国株式が含まれています
まず、ここは非常に重要です。
「オルカン」と呼ばれているeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスへの連動を目指す投資信託です。
そして、この指数には先進国だけでなく、新興国も含まれています。
つまり、
オルカン=先進国だけ
ではありません。
最初から世界全体に投資することで、新興国にも一定程度投資しているわけです。
では、なぜ私がさらに新興国株式を追加するのでしょうか。
それは、
「新興国にも投資したい」ではなく、「新興国への投資比率を意図的に少し高めたい」
と考えているからです。
ここが、今回の記事で一番伝えたいポイントです。
私が新興国株式を追加する理由
私が新興国株式を追加している最大の理由は、
「これから成長する可能性のある地域にも、もう少し投資しておきたい」
と考えているからです。
もちろん、「成長する可能性がある=株価が上がる」という単純な話ではありません。
経済が成長しても、その恩恵が企業の利益や株主のリターンにつながるとは限りません。
政治や規制、為替、金利、企業の利益水準など、さまざまな要因が株価には影響します。
それでも私は、長い時間をかけて資産形成をするのであれば、現在の世界経済だけではなく、これから存在感が高まる可能性のある地域にも投資しておきたいと考えています。
私が特に注目しているのが「インド・中国・台湾」
新興国株式といっても、決してインド・中国・台湾だけではありません。
MSCI Emerging Markets Indexには、これらの国・地域以外にも多くの新興国が含まれています。2026年3月末時点では24の新興国を対象としていました。
その中で、私が特に注目しているのが、
インド・中国・台湾
です。
それぞれ理由は異なります。
インドに注目する理由
まずインドです。
インドについて私が注目しているのは、人口規模だけではありません。
経済成長、都市化、所得水準の向上、デジタル化など、今後の経済発展を考えるうえでさまざまな要素があります。
ただし、
「人口が増えるから株価も上がる」
と単純に考えるのは危険です。
人口や経済が成長しても、それが企業利益や株主へのリターンにつながるとは限りません。
だからこそ私は、インドへの投資を「絶対に伸びる」と考えているわけではありません。
長期的な成長の可能性に期待して、少し投資しておきたい。
これが私の考えです。
中国にも投資する理由
次に中国です。
中国は世界有数の経済規模を持つ国であり、IT、通信、製造業、EVなど、さまざまな分野で大きな企業が存在します。
一方で、中国への投資には注意すべき点もあります。
政策変更や規制、地政学的リスクなど、株式市場に大きな影響を与える可能性のある要素があります。
そのため私は、
「中国株は必ず上がる」
とは考えていません。
むしろ、こうしたリスクがあることを理解したうえで、
世界全体に投資しながら、中国にも一定程度の投資機会を持っておく
という考え方です。
台湾にも注目しています
そして、私が注目しているもう一つの地域が台湾です。
理由は、もちろん半導体です。
台湾には、世界の半導体産業において非常に重要な企業があります。
実際、MSCI Emerging Markets Indexでは、2026年2月末時点で台湾積体電路製造(TSMC)が約13.4%を占め、最大の構成銘柄となっていました。
半導体は、スマートフォンやパソコンだけではありません。
AI、自動車、データセンターなど、さまざまな分野で重要性が高まっています。
もちろん、半導体業界にも景気循環や競争、地政学的リスクがあります。
それでも私は、
「今後も世界の産業において半導体は重要な存在であり続けるのではないか」
と考えています。
そのため、台湾を含む新興国株式にも一定の投資をしています。
ただし「新興国=高成長」と考えすぎない
ここは非常に重要です。
新興国という言葉を聞くと、
「これから経済が大きく成長する国」
というイメージを持つかもしれません。
しかし、
経済成長率が高い国の株式が、必ず高いリターンを生むわけではありません。
株価は将来の成長期待をすでに織り込んでいることもあります。
また、為替の変動や政治、規制、金利、企業統治など、日本や米国とは異なるリスクもあります。
MSCI Emerging Markets Indexも、過去には大きな値下がりを経験しています。過去のパフォーマンスは将来の成果を保証するものではありません。
だからこそ私は、
「新興国だから儲かる」
とは考えていません。
あくまで、世界の成長を幅広く取り込むための一つの選択肢として考えています。
私の考え方は「オルカン+新興国」
私の投資の考え方を簡単に表すなら、
オルカン=コア
新興国株式=サテライト
です。
オルカンだけでも、世界中の株式に幅広く投資できます。
そのため、
「できるだけシンプルに資産形成したい」
という方であれば、オルカンだけという考え方も十分成り立つと思います。
私自身も、オルカンだけではダメだとは考えていません。
むしろ、
「オルカンだけでも十分。そのうえで、私は新興国への投資比率を少し高めたい」
という考え方です。
「オルカン+新興国」は分散投資になっているの?
ここも誤解しやすいところです。
オルカン自体に新興国が含まれているため、新興国株式を追加したからといって、
「これまで持っていなかった新しい地域に初めて投資する」
わけではありません。
すでに持っている新興国の比率を、さらに高めるイメージです。
つまり、
「分散を増やす」というより、「新興国への投資比率を自分の意思で上乗せする」
ということです。
私はここを理解したうえで、新興国株式をトッピングしています。
私が新興国株式をトッピングする理由
私が新興国株式を追加する理由をまとめると、次のようになります。
一つ目は、世界経済の成長を幅広く取り込みたいから。
二つ目は、インドなど今後の経済発展が期待される地域にも投資しておきたいから。
三つ目は、中国や台湾など、世界の産業において重要な存在である地域にも投資したいからです。
ただし、それと同時に、
「新興国だから必ず儲かるわけではない」
ということも理解しています。
だからこそ、私は新興国株式だけに集中するのではなく、オルカンを中心にしています。
「守り」と「攻め」を自分なりに組み合わせる
私の資産運用では、
オルカン=守り
新興国株式=攻め
というイメージを持っています。
もちろん、オルカンが「安全な商品」という意味ではありません。
株式なので、当然ながら価格が大きく下落する可能性があります。
ここでいう「守り」とは、世界全体に幅広く投資することで、特定の国や地域に投資先を集中させすぎないという意味です。
一方、新興国株式は、オルカンに含まれている新興国の比率をさらに高めるという意味で、私にとっての「攻め」の部分です。
このように、
世界全体に広く投資する部分を持ちながら、自分が将来性を感じている地域にも少し追加する。
これが私の考え方です。
それでも「オルカンだけ」でいいと思います
最後に、ここは強調しておきたいと思います。
私は新興国株式を追加していますが、
「オルカンだけでは不十分」
と言いたいわけではありません。
むしろ、投資先をシンプルにしたい方にとって、オルカンだけで世界の株式に投資するという考え方は、とても分かりやすいものだと思います。
新興国株式を追加すれば、その分だけ値動きやリスクも変わります。
だから、
「自分はそこまで新興国に期待していない」
「できるだけシンプルに運用したい」
というのであれば、無理に追加する必要はありません。
大切なのは、
自分がなぜその資産を持つのかを理解していること
だと思います。
まとめ
今回は、私がオルカンに新興国株式をトッピングしている理由についてお話ししました。
ポイントをまとめると、
オルカンには、もともと新興国株式が含まれています。
そのため、新興国株式を追加するということは、「新興国に初めて投資する」ということではなく、新興国への投資比率を意図的に高めることです。
私が特に注目しているのは、インド・中国・台湾です。
ただし、新興国には政治・規制・為替・地政学などのリスクもあります。
そして、
「経済成長=株価上昇」ではありません。
だからこそ、私は新興国株式だけに集中するのではなく、オルカンを中心にしながら、少しだけ新興国を追加しています。
私にとっては、
オルカンで世界全体を広く持つ。
そのうえで、
新興国株式をトッピングして、自分が将来性を感じている地域への投資比率を少し高める。
これが現在の資産運用の考え方です。
投資に「絶対」はありません。
だからこそ、流行や誰かの意見だけで決めるのではなく、
「自分はなぜ、この商品を持つのか?」
を考えながら、長期的な資産形成を続けていきたいと思います。
※本記事は筆者自身の投資に対する考え方や経験を紹介するものであり、特定の金融商品や投資方法を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。投資を行う際は、ご自身の判断と責任でご検討ください。
合わせて読みたい

