こんにちは。FP1級パパのニーサです。
自動車保険を契約する際、「ドラレコ特約(ドライブレコーダー特約)」を勧められたことはありませんか?
「万が一のときに安心ですよ」「月々数百円から利用できます」と説明されると、なんとなく加入した方がよい気がしますよね。
保険会社が提供する通信型ドライブレコーダーには、事故の衝撃を検知して自動通報する機能や、オペレーターによる事故対応のサポートなど、市販品にはない魅力があります。
一方で、毎月の特約保険料がかかることや、保険会社を乗り換える際に端末の返却が必要になる場合があることも、知っておきたいポイントです。
FP1級の知識を持つ私としては、長期的なコストや保険の見直しやすさを重視するなら、最初から市販品や純正品のドライブレコーダーを購入しておく方法も有力だと考えています。
今回は、ドラレコ特約のメリットを確認したうえで、私が購入型をおすすめする理由と、それぞれに向いている人の特徴を解説します。
ドラレコ特約の最大の強みは、事故直後のサポート
まず、ドラレコ特約を否定するつもりはありません。
この特約の大きなメリットは、単に事故の映像を記録するだけでなく、事故直後の対応をサポートしてもらえることです。
例えば、三井住友海上のドライブレコーダー付き自動車保険では、専用端末が一定以上の衝撃を検知すると、映像や位置情報を保険会社に自動送信し、専用の安否確認デスクに通報するサービスがあります。
オペレーターがけがの有無やロードサービスの必要性などを確認し、事故対応をサポートしてくれます。
大きな事故に遭うと、誰でも冷静に行動できるとは限りません。気が動転してしまい、自分から保険会社に連絡することさえ難しくなる可能性があります。
そのような場面で、専用端末を通じてオペレーターと話せることは、大きな安心材料になるでしょう。
ただし、注意点もあります。
自動通報は、事故の衝撃や通信状況などによって作動しない場合があります。また、事故の相手方との交渉まですべて代行してくれるわけではありません。
救急車や警察の手配についても、サービスの内容や利用方法によって異なります。
つまり、ドラレコ特約は事故対応を支援してくれる便利なサービスですが、「事故が起きれば、何もせずにすべて解決してもらえる」というものではないのです。
このメリットを理解したうえで、費用に見合う価値があるかを考えることが大切です。
私が「最初からドラレコを購入する方法」をおすすめする2つの理由
我が家の愛車は中古車ですが、購入時からドライブレコーダーが装着されていました。
そのため、ドラレコ特約に加入しなくても、事故の記録を残せる環境が整っています。
もちろん、購入型のドラレコでは、保険会社による自動通報などのサービスが標準で付いているわけではありません。
それでも私が購入型をおすすめする理由は、大きく2つあります。
長期間使うなら、トータルコストを抑えられる可能性がある
ドラレコ特約を検討するときは、月々の料金だけで判断せず、数年間の総額を計算してみましょう。
例えば、特約保険料が月850円だったとします。
年間では10,200円、5年間では51,000円になります。
月850円という金額だけを見ると、それほど大きな負担には感じないかもしれません。しかし、5年、10年と継続すれば、まとまった金額になります。
一方、市販品なら、本体価格と取り付け費用を支払えば、基本的にはその後の月額特約料はかかりません。
もちろん、購入型でも故障時の買い替えや取り付け直しなどに費用がかかる場合があります。また、前後2カメラや駐車監視機能など、選ぶ機種によって購入費用は変わります。
そのため、必ず購入型の方が安いとは言い切れません。
しかし、長く同じ車に乗る予定で、事故時の自動通報サービスを特に必要としないのであれば、購入型の方がトータルコストを抑えられる可能性があります。
固定費を見直すときは、スマートフォンや保険料だけでなく、こうした毎月の小さな支出にも目を向けたいですね。
自動車保険を乗り換えるときに、端末の返却が必要になる場合がある
もう一つ、私が購入型をおすすめする理由は、保険の乗り換えやすさです。
自動車保険は、毎年の更新時に保険料や補償内容を比較することで、より自分に合った契約を選べる可能性があります。
ところが、ドラレコ特約で提供される専用端末は、保険会社からの貸与品である場合が一般的です。
そのため、特約を解約したり、他社の自動車保険に切り替えたりすると、端末を返却しなければならない場合があります。
例えば、三井住友海上では特約の解約後に返却キットを送付する仕組みを採用しています。
つまり、保険会社を乗り換える際には、保険の契約変更だけでなく、ドラレコの返却手続きも必要になることがあるのです。
ただし、返却方法や期限、取り外しの方法などは保険会社や機種によって異なります。すべての契約で同じ手間がかかるわけではありません。
私自身、仕事でお客さまとお話しするなかでも、保険の見直しでは保険料だけでなく、手続きのしやすさも大切だと感じています。
せっかく保険料を比較して乗り換え先を見つけても、端末の返却などを面倒に感じてしまえば、見直しのハードルが上がるかもしれません。
その点、自分で購入したドラレコなら、対応する車種や機器の条件を満たす限り、保険会社を変更してもそのまま使い続けられます。
保険会社に縛られず、自由に見直せる環境をつくっておくことも、家計管理の一つだと私は考えています。
ドラレコ特約と購入型、どちらを選ぶべき?
ここまでの内容を踏まえて、それぞれに向いている人を整理してみましょう。
ドラレコ特約が向いている人
ドラレコ特約が向いているのは、次のような人です。
– 事故が起きたときに、自分で状況を判断して連絡することに不安がある人
– 衝撃検知による自動通報や、オペレーターによるサポートに価値を感じる人
– ドライブレコーダーの購入費用を一度に支払いたくない人
– 運転診断や安全運転支援など、付帯サービスも活用したい人
ドラレコ特約は、単なる録画機器のレンタルではありません。事故時のサポートや安全運転支援などを含めて考えれば、月額料金を支払う価値がある人もいるでしょう。
最初から購入する方法が向いている人
一方、購入型が向いているのは、次のような人です。
– 毎月の固定費をできるだけ抑えたい人
– 長期間、同じ車に乗る予定がある人
– 保険会社を自由に比較して乗り換えたい人
– 自分に必要な録画機能を選びたい人
– 事故時の自動通報サービスよりも、録画機能そのものを重視する人
特に、すでにドラレコが装着されている中古車を購入した人や、車の購入時に純正品を取り付ける人は、特約を追加する必要があるか、一度立ち止まって考えてみてもよいでしょう。
ただし、購入型を選ぶ場合は、事故時の映像がきちんと記録されるか、前後のどこまで撮影できるか、駐車中の録画が必要かなどを確認しておくことが大切です。
まとめ 安心にお金を払うか、固定費を抑えるか
ドラレコ特約には、事故時の自動通報やオペレーターによるサポートなど、市販品にはないメリットがあります。そのため、すべての人に不要だとは思いません。
一方で、長期間利用すれば特約料は積み重なります。また、保険会社を乗り換える際には、貸与端末の返却手続きが必要になる場合もあります。
私自身は、すでにドラレコが装着されている車を選んだこともあり、毎月の特約料を払わずに済む購入型の考え方にメリットを感じています。
大切なのは、特約を勧められたから加入するのではなく、自分にとって本当に必要なサービスなのかを考えることです。
事故時のサポートを重視するならドラレコ特約。長期的なコストや保険の見直しやすさを重視するなら購入型。
それぞれのメリットとデメリットを比較して、自分に合った方法を選びましょう。
自動車保険は、契約して終わりではありません。定期的に内容を見直し、必要な保障やサービスにお金を使うことが、家計を守ることにつながります。
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