【5】教育資金作り、我が家が低解約型終身保険を選んだ、妻とのリアルな話し合い

保険

こんにちは、FP1級パパのニーサです。

私が普段からお伝えしているのは、「保険は保障、投資は資産運用」と明確に分けるべきだという原則です。

しかし、「教育資金」に関しては、理屈だけでは割り切れない難しさがあります。今回は、我が家が「投資信託100%」ではなく、あえて「低解約返戻金型終身保険」を組み合わせて教育費を準備することに決めた、妻とのリアルな舞台裏をお話しします。

妻の切実な不安「学費だけは減らしたくない」

教育資金の準備について話し合ったとき、運用効率を重視したい私に対し、妻からはこんな言葉が返ってきました。

妻: 「投資は増えるかもしれないけど、減る可能性もあるんやろ?子供の学費だけは絶対減らしたくないし。確実に貯められる方法じゃないと不安やわ。」

FPとしての理論で言えば、「15年以上の長期運用なら、投資信託の方が期待値は高い」と説明したくなります。しかし、教育資金には「大学入学」という、絶対に動かせない期限があります。

もし入学のタイミングで歴史的な大暴落が来たら……?その時に「今は相場が悪いから、あと2年待って」とは言えません。そこで、私はこう提案しました。

私: 「たしかにそうやな。じゃあ、ベースは保険で固めて、プラスアルファを投資で狙うのはどう?」

これで、夫婦の納得感がようやく一致したのです。

なぜ「学資保険」ではなく「低解約型終身保険」なのか?

教育資金といえば「学資保険」が一般的ですが、我が家は「低解約返戻金型終身保険」を選びました。主な理由は以下の通りです。

万が一の際の保障スピード

学資保険は「親に万が一があったら以後の保険料が免除」になるタイプが多いですが、お金が受け取れるのは満期(18歳など)まで待つのが一般的です。一方、終身保険ならすぐに死亡保険金を受け取れるため、当面の生活や教育費に柔軟に対応できます。

強制的な「貯金箱」機能

この保険は「払込期間中に解約すると大きく損をする」という仕組みです。一見デメリットですが、これがあるからこそ「絶対に手を出さない聖域」として確実にお金を残せます。

【重要】契約前に知っておくべきデメリット

もちろん、この保険は万能ではありません。FPとして、以下のリスクは包み隠さずお伝えします。

途中解約のペナルティ

先述の通り、払込期間中の解約は元本を大きく割り込みます。「急に現金が必要になった」という事態に対応できるよう、余裕資金で行うのが鉄則です。

インフレ(物価上昇)に弱い

これは学資保険も同じですが、将来受け取れる金額が固定されています。もし15年後に学費が大幅に値上がりしていたら、保険金だけでは足りなくなる「インフレリスク」があります。

結論:守りの「保険」と、攻めの「投資」のハイブリッド

このデメリット(インフレリスク)を補うために、我が家では一部を投資信託で準備することにしました。

• 保険(低解約型終身): どんな暴落が来ても、入学金などの「最低限」を守る。

• 投資(投資信託): 物価上昇に備えつつ、「上乗せ」を狙う。

FPとしての正論を突き通すよりも、家族が安心して毎日を過ごせることが、家計管理において何より大切だと私は考えます。

教育資金の準備に「これさえやれば正解」というものはありません。もし、ご夫婦で意見が割れているなら、「全額どちらか」ではなく「役割を分けて併用する」という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?

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